あなたの不適合はどこから?
私が中学生だった頃くらいから「社会不適合者」という単語が当たり前のように使われ始めた。
文字通り社会に適合できない人間の意なのだが、本当に社会に適合できていないのだろうか?
私は社会不適合者が適合出来ない物は大きく分けて次の三つがある。
・人間関係
・組織
・社会
本当に社会に適合出来ないのであれば、それはもう強く生きるしか無いが、単に人間関係や組織に適合出来ないだけであれば、それらから距離を取った生き方で解決出来る。
私は人とは辛うじて関われるが、組織には全く適合出来ない。そういう意味では半社会不適合者というところだろうか。
そもそも何を以って「社会に適合している」と言うべきか。社会とは様々な人間で構成されており、その人間は姿形は同じでも全く違う生物と言って良いくらい良くも悪くも差異がある。そんな社会に完全に適合する事が、無理難題ではないか。
個人的には、人に迷惑をかけずに生きていれば社会に適合出来ていると思って差し支えない。
自称社会不適合者の殆んどは、恐らく私と同じく人間不適合者であろう。そうならば、さっさと自室に引きこもって自己完結する世界で生きよう。人と関わらない事が社会に適合する事なのだから。