社会貢献
不作為が有意義であることもある。
人は勝手に期待をし、勝手に傷つき、勝手に怒る。機嫌を損ねる。
こちらに悪意が無くとも、他者を傷つけることは往々にしてある。
そんな時、私は悲しくなる。
なぜこの人は傷ついてしまうのだろう。
誰が悪いわけではない。強いて言えば、お互いに悪い。傷つける方も、傷つく方も。
私は器が小さいので、他者が自分によって勝手に傷ついていく事に耐えられない。
自分が他者に影響を与えていることが、他者が自分によって影響を受けてしまうことが、たまらなく不気味に感じる。
よって、私が社会から撤退する。これが私と他者の為になるのである。
人間関係は諸悪の根元だ。
極力誰かの人間関係の一部にならない事こそ、私が出来る最大限の社会貢献なのである。